2013年11月15日金曜日

drawer|岩谷駿 IWAYA Shun

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素材:いつも使っているエスキース帳に鉛筆、スクリーントーン
サイズ:35.4×50.0cm(2点1組)
制作年月:2013年11月

drawerについて:
自分とは?言葉にしても自分のことなど一割も説明できない。その一割すら変化するかもしれない。
しかし自分はここにいる。様々な感覚によってその実感は支えられる。感覚によって支えられるが故に、自分の輪郭はあやふやで不確かだ。
再び言葉によって輪郭を作ろうと試みる。自分は何だろう。男・日本人・痩せめがね・身長の割に手足は小さい・みえっぱりで臆病・淋しがり・独りが好きなくせに孤独が怖い・etc。じゃあ日本人とは?本を読み、わかったような気になって心を紛らわしてもすぐに不安が漏れ広がる。結局言葉では僕の輪郭は定まらない。
それよりも、じっと世界を観察して生まれた僕の身体が引く線のほうが、どうやらずっと僕に似ている。

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